嫌いな人と接していると、耐えきれなくなりますね。ストレスも溜まって体調まで悪くなることもあります。自分勝手な人、わがままな人……いろんなタイプがあります。
話すのも億劫、近づいてくるだけで動揺してしまうこともあるでしょう。
そして、嫌いな人と離れるために距離を置くように試みても、なかなか離れられない、または離れられたとしても再び似たような嫌な人と出会ってしまう、ということが起こってしまうものです。
これは根本的なところを変えない限り、繰り返してしまうということです。
また家族関係など、どうしても離れられない関係というのもあります。自分の気持ちを押し殺すことだけはやめましょう。まずは自分の気持ちに正直になりましょう
根本的なところとは相手の嫌いな部分は自分自身を表すということです。そして、その部分を自分でとても嫌ってます。そこに気づかない限り、離れられません。
「そんなことはない、私はあんな嫌なヤツではない」と思われるかもしれません。しかし、自分自身にある部分なので、それに反応してしまうのです。相手のどういうところが嫌いなのか、掘り下げてみるとわかりやすいです。
自分自身にある部分といっても、自分が悪いと責めるということではありません。ただ、自分を振り返ることにより、自分に変える力を取り戻すのです。手放せるチャンスということです。
敷き詰めれば「この人が嫌い」は中立であり、他の人から見たらまた、違う捉え方があります。ただ、私はこの人から何を学ぼうとしてるのか?ということだけです。
自分の人生は自分で決めてきました。この嫌な人と出会うことも決めてきました。終わりにするのも自分です。自分が相手に反応するところを見つけて、それを終わりにすれば、同じ土俵にいなくなるので、離れるしかありません。
例えば、相手のわがままなところが嫌いということは、自分にもわがままなところがあるということをまずは認めてください。繰り返しますが、基本的に全てのことは中立であり私たちが意味づけています。いい悪いという判断は必要ありません。罪悪感を持つ必要もありません。
私もそうかもなとハッと気づければいいのです。そして、そのわがままはいけないことだとして、わがままな自分を嫌っています。そして、わがままな自分を必死に抑えて我慢しているところへ、わがままな人が現れるとカチンとくるのです。他の部分でもこのように当てはまります。
わがままな人が嫌いな場合はそのわがままを抑えるため、自分のことは必死で抑えてきたはずです。自分の言いたいことも出してみるのです。
機嫌がコロコロ変わる人が嫌いな人は、自分が不快なことをされたら、嫌だということをはっきり出してみるということです。
まとめると、相手の嫌なところは自分にもあるということをまずは認めてあげてください。それだけでも心が和らぐと思います。その自分にもあるところは、いけないことだと思っているのでそういう自分を嫌っています。「それでいいんだ」と受け入れてあげてください。人間はだれでも未熟なところはあるんです。
受け入れることができれば、在り方も自然に変わっていくでしょう。
私にはかつて、仕事関係の方でいつも上から目線で自分がいつも正しいという人が身近にいました。とても嫌いでした。特に嫌いだったところは、自分の成績のことしか考えていないということでした。
実は私にもそういう部分があり、絶対良くないことだとして抵抗していました。相手のことがいちばんでなければならないと。
しかし、ビジネスにおいてはwin-winがベストなんだということがわかりました。自分のことはまずいちばん大事に、そしたら相手のこともベストを尽くすことができます。嫌いな人を通して自分の中にある部分を見直したら、あっさりと離れてしまいました。
もうひとつ別な例があります。身近にいつもわがままを通す人がいました。毎回カチンときてました。それが続くとその人の顔を見るのも嫌になりストレスで体調まで悪くなりました。
そして、あるとき私もわがままなところがあり、そんな自分をとても嫌ってるということに気づきました。
自分だけは自分の味方でいようと思って、言いたいことも言うようになりました。そんな、様子を見た相手は怒るどころか、私の言うことも素直に聞いてくれるようになりました。
そして、なぜか「今まで悪いことをした」と謝ってくれたのです。
やはり、自分が変われば相手も変わるのです。そうならば自分の人生は自分で決められる、ということです。
この方は離れない関係でしたが、わがままな部分は離れたという形でした。
自分の人生は自分で決められます。なので、嫌な人が現れたら、自分がさらに飛躍できるんだということです。
そうやって、自分を認めてあげるごとに嫌な人とは出会わなくなります。嫌な人とは釣り合わなくなるので離れるしかなくなります。
怖れずに、前向きに人生を歩んでください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
この記事を読んでお役に立てましたら、応援をお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿