「プライド」の定義によっても違いますが、プライドを持つこと自体は悪いことではありません。どんなことであろうと、自分が選ぶこの人生での体験だからです。
自分に誇りをもてることにより、自分に自信を持って物事に取り組め、自分の力を発揮できます。周りに関係なく、自分がどうしたいかで行動できます。
しかし、自分の中に「こうあるべき」「そうでないことは間違っている」というような信念を持っていると、本来の生き方からズレてきます。
そして、「こうあるべき」という自分の正義を周りに押し付けてしまいます。また、そうでないと相手を徹底的に否定してしまいます。
私たちはこれが良くて、これが悪い、というような価値観の中で生きてきました。なので、正義を振りかざしてしまうのです。
相手のささいなことでも正義に反すれば、許せなくなってしまうのです。そうなると当然、自分に対しても正義を振りかざしてしまいます。
「こうあるべき」が自分の本心をわからなくしてしまうのです。そして、自分自身や周りに対して「こうあるべき」にならないと、怒りの感情も持ってしまうのです。
自分を制限してしまうような「こうあるべき」は手放しましょう。
何をもって「こうあるべき」なのでしょうか。
「こうあるべき」をやめると自分が生きやすくなりますし、相手の言動や行動も全く気にならなくなります。
もし、相手が正義を振りかざしているならば、ただ自分の正当性を主張したいだけなので、自分が納得できないのなら取り入れる必要はありません。
究極を言うと、あなたの目の前に起こっていることは全て中立であり、あなたがそこにいい、悪いなどの判断をしているに過ぎません。
そこに自分が納得できるものだけを取り入れればいいのです。そうすれば、自分自身も相手も尊重できます。
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